メモです

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広告ブロッカーの現状についてのまとめ

私用で広告ブロッカーについて調査する必要があったのでまとめる。

(1)代表的な広告ブロッカー

Purify Blocker

240円。広告ブロック、トラッキング拒否、データ量削減による表示高速化、ユーザカスタマイズ可能なサイト内要素のブロック機能。

Crystal

120円。トラッキング拒否、データ量削減による表示高速化。不適切なサイトをユーザが申請できる仕組みあり。ブロックリストは順次更新中。ホワイトリストがある。無料キャンペーンでダウンロード数を伸ばした。

1Blocker

無料(アプリ内課金有)。広告ブロック、トラッキング拒否、Webサイトに表示されるSNS共有ボタン非表示、ユーザカスタマイズ可能なサイト内要素のブロック機能、データ量削減による表示高速化等の機能を持つ。これらを同時に有効にさせる場合に課金が必要。

 

他にも有料無料問わず多くのアプリがある。

iPhoneのSafariで広告をブロックする『コンテンツブロッカー』まとめ(随時更新) | AppBank

 

(3)対抗策

Ⅰ.広告ブロッカーを検知し、ユーザに広告ブロッカーの機能停止を求める

Ⅱ.広告ブロッカー製作者に金を払う

一部広告ブロッカー製作者はWebサイトの閲覧を邪魔しない広告を掲載するWebサイトには金を払えばそのサイトをホワイトリスト(広告をブロックしないWebサイトのリスト)に追加してくれる。AmazonGoogleMicrosoftはこれを利用しているらしい。(真偽は知らん。)

iOS 9の人気有料広告ブロックアプリ「Crystal」、“ホワイトリスト化”でEyeoから報酬受け取りへ - ITmedia ニュース

(4)広告報酬支払にも影響

Googleが広告報酬を広告が表示された回数に応じて支払う仕様に移行

Appleの広告ブロック施策に早速Googleが対応するようです(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

【参考サイト】

ASCII.jp:iOS 9の隠れた目玉機能、「広告ブロック」とは何か? - モバイルWeb広告における影響を考える (1/5)

「広告ブロック」はネットサービスの生態系を崩壊させてしまうのか? | 田中善一郎

(詳しい。丁寧。この記事読むよりこれ読めばいいと思う。)

Microsoftとセキュリティ

Microsoftの方の講演をきいてきました。

 

【なぜMicrosoftはセキュリティの向上に努めるのか?】

Microsoftは世界で二番目にサイバー攻撃を受けている組織(一番は国防総省)であり、そして自社の製品を今後も安全に使っていただくためにサイバー攻撃に対して積極的に対処している。

・Windows10への無料アップグレードもこの一環。日本で一番被害を与えているbotネットは既にパッチは配布されている。それすらしない利用者が被害を受ける。そういったことをなくすために、OSのアップグレードをより意識させない形に今後はしていく。iPhoneiOSのような形。

Microsoftサイバー攻撃への対策】

・法務部門にサイバー攻撃対策チームを設置。刑事でのサイバー攻撃に対する処罰は国をまたぐために困難。国際的な訴訟の多い民事でサイバー攻撃に対抗している。(サーバの差し押さえ等で犯罪者に負担を与える)

⇒金銭目的で行われるサイバー犯罪のコストを高くすることで発生を抑制する

児童ポルノへの対策】

児童ポルノとしてリストアップされた画像をあるアルゴリズムでハッシュ化、リスト化。

・ユーザのストレージに存在する画像をあるアルゴリズムでハッシュ化。

・リストとストレージ内の画像をハッシュ化したものを比較し、ユーザのストレージから児童ポルノを選別していく。

⇒この方式ならばユーザの画像を直接扱わないのでプライバシーを保護しつつ、児童ポルノかどうかのチェックができる。画像にエフェクトをかけても同じハッシュ値になるアルゴリズムを使用。

Microsoftクラウドの特徴】

・ISO27018を取得している。AmazonGoogleは今後も取得しないだろうとのこと。

・顧客が何をしているかに関与しない

・Admin権限のあるユーザをMicrosoftは持たない

 

最近のMicrosoftはすごいなぁ~って感じでした

スノーデンの本を読んだ後なのでクラウドのくだりはどうなんだろとは思いました。